○小鹿野町遠方出産交通費及び宿泊費支援助成金交付要綱
令和7年5月23日
告示第79号
(目的)
第1条 遠方の分娩取扱施設で出産する必要がある妊婦に対して、当該分娩取扱施設までの移動にかかる交通費及び出産までの間当該分娩取扱施設の近くで待機するための近隣の宿泊施設の宿泊費の助成を行うことにより、妊婦の経済的負担の軽減を図ることを目的とする。
2 前項の助成金の交付に関しては、小鹿野町補助金等の交付手続き等に関する規則(平成17年小鹿野町規則第43号)に定めるもののほか、この要綱の定めるところによる。
(助成対象者)
第2条 助成の対象となる者は、出産時に住民基本台帳法(昭和42年法律第81号)に基づき、小鹿野町の住民基本台帳に記録されている者、かつ、次の各号のいずれかに該当する妊婦とする。
(1) 住所地(里帰りしている場合は、里帰り先の居住地とする。以下同じ。)から最も近い分娩取扱施設(妊婦の受入が可能な分娩取扱施設に限る。以下同じ。)(以下「分娩取扱施設」という。)まで概ね60分以上の移動時間を要する妊婦
(2) 医学的な理由等により、住所地から最も近い周産期母子医療センター(当該妊婦の受入が可能な周産期母子医療センターに限る。以下同じ。)(以下「周産期母子医療センター」という。)で分娩する必要がある妊婦であって、周産期母子医療センターまで概ね60分以上の移動時間を要する妊婦
2 前項に「概ね60分以上の移動時間を要する妊婦」とは、公共交通機関の利用、自家用車の使用等のうち、妊婦が選択した移動手段において、地理的条件や気象条件、交通事情その他の事情等を勘案して、当該移動手段による標準的な移動時間が概ね60分以上を要すると町長が認める妊婦をいうものとする。
3 その他、必要な事項については、町長が別に定めるものとする。
(助成内容)
第3条 助成の対象となる経費は、次の各項に掲げるものとする。
(1) 交通費 出産に際し、当該妊婦の分娩取扱施設までの移動に要した往復分の費用とする。
(2) 宿泊費 当該妊婦が出産までの間、分娩取扱施設の近隣の宿泊施設(当該分娩取扱施設まで速やかに移動できる距離にある宿泊施設をいう。以下同じ。)で宿泊した場合における、当該宿泊施設での宿泊に要した費用(出産時の入院までの前泊分として、最大14泊分)とする。
(1) 交通費 出産に際し、当該妊婦の周産期母子医療センターまでの移動に要した往復分の費用とする。
(2) 宿泊費 当該妊婦が出産までの間、周産期母子医療センターの近隣の宿泊施設(当該周産期母子医療センターまで速やかに移動できる距離にある宿泊施設をいう。以下同じ。)で宿泊した場合における、当該宿泊施設での宿泊に要した費用(出産時の入院までの前泊分として、最大14泊分)とする。
(助成金の額)
第4条 交通費及び宿泊費の助成金の額は、次に掲げる方法により算出するものとする。
(助成金の交付申請)
第5条 助成金の交付を受けようとする者(以下「申請者」という。)は、遠方出産交通費及び宿泊費支援助成金交付申請書(様式第1号)に次に掲げる書類を添えて、町長に申請しなければならない。
(1) 出産日と出産場所が記載されている母子健康手帳の写し
(2) 領収書又は経路を証する書類等
(3) その他町長が必要と認める書類
(交付決定の取消等)
第7条 町長は、前条の規定に基づき助成金の交付の決定を受けた者が、偽りその他不正な手段により助成金の交付を受けたときは、当該助成金の交付決定を取り消し、又は既に交付した助成金の全部若しくは一部を返還させることができる。
(その他)
第8条 この告示に定めるもののほか、必要な事項は、町長が別に定める。
附則
この告示は、公布の日から施行し、令和7年4月1日から適用する。