埼玉県小鹿野町

  • 音声読み上げ
  • 文字サイズ変更
    • 標準
  • 背景色変更
  • Foreign Language:
サイト内検索:

パレオパラドキシアとは?

 埼玉の奇獣パレオパラドキシアは、今からおよそ1,500万年前(新生代第三期中新世)に日本と北アメリカ西海岸の海辺で生息していた哺乳類です。円柱を束ねたような奥歯(臼歯)、厚い板状の胸骨など、風変わりな歯や骨を持っていて、古生物学的に不明な部分が多く、世界の奇獣とも呼ばれています。

昭和56年に長若地内で発見されたパレオパラドキシアの化石は「海棲哺乳類化石群」として、国指定天然記念物に指定されています。また、大型魚類の新種として平成6年に命名された「チチブサワラ」も同じ地層から発見されており注目を集めています。