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   国指定天然記念物
     『古秩父湾堆積層及び海棲哺乳類化石群』
 平成28年3月1日『古秩父湾堆積層及び海棲哺乳類化石群』が、国指定天然記念物に指定されました。
 指定された内容は、平成27年11月に答申をいただいていたとおり、小鹿野町の『ようばけ』や『犬木の不整合』などを含む秩父盆地の6つの地質と、産出している9つの化石群で形成されています。
 国指定天然記念物の指定は、秩父地域全体はもちろん埼玉県でも特別なことです。また、今後における環境の保全や整備について、一層、気の引き締まる思いです。
ようばけ
 
 赤平川の右岸にある高さ約100m、幅400mの崖で、この地層では、約1,500万年前の新生代第三期に比較的浅い海の中で主に泥が堆積して形成された。地層の露出状態は有数の規模を誇り、地質見学の拠点となっている。「ようばけ」の語源は、「陽」のあたるハケ(崖)という。
  犬木(いぬぎ)の不整合 
 
 不整合とは、上下に重なった二つの地層の時期に大きな開きのある場所をいう。小金沢地内の赤平川左岸岩壁に幅約25mにわたって観察できる。山中地溝帯白亜期(約1億年前)の頁岩(けつがん)・砂岩の上に、秩父盆地を形成する新生代第三紀層(約1,500万年前)の礫岩(れきがん)が重なる。
(解説は小鹿野町文化財ガイドマップより)

 注 意 !!
 「ようばけ」や「犬木の不整合」などの露頭(地質がむき出しになっている場所)は、崩れやすく落石や落盤の恐れがあります。観察は、川を挟んだ対岸などの離れた場所で身の安全を確保しながら行ってください。露頭直下での観察は危険なため、容認していません。
 また、直接地層からの岩石の採取や地層を破壊する行為も、当然ですが禁止されています。

↑平成27年2月に発生したようばけの落石


 なお、詳しい内容や新しい情報については、埼玉県立自然の博物館さんで対応いただけます。
 『古秩父湾堆積層及び海棲哺乳類化石群』をどうぞよろしくお願いします。