※古秩父湾堆積層及び海棲哺乳類化石群として国指定天然記念物に指定!

 
 
 
■国指定天然記念物「ようばけ」

 奈倉地内を流れる赤平川右岸に、白い岩肌を見せている大きな崖があり、この崖を「ようばけ」と呼んでいます。
 この「はけ」とは、秩父地方の方言で「崖」のことであり、陽のあたる様子から名付けられたと伝えられています。高さは約100m、幅は約400mに及ぶ地層の大露頭です。今から1,500万年前に堆積したといわれており、宮沢賢治も盛岡高等学校に在校中に訪れたと言われています。
 第三紀層と呼ばれる「ようばけ」の地層からは、その時代に生息していたクジラやサメ、カニ、貝類などの貴重な化石が数多く発見されています。また、同じ地層が分布する般若地内からは「パレオパラドキシア」の化石が昭和56年に発見されたほか、大型魚類の新種として平成6年11月に命名された「チチブサワラ」も同じ地層から発見されており、注目されています。なお、チチブサワラは、昭和58年3月に発見され、平成6年11月に新種として命名・発表されました。

  がけ崩れに注意!     
冬から春にかけて、がけ崩れが多発します。見学される方は十分注意してください!
季節にかかわらず、見学される方は十分な注意をお願いいたします。
崖下には絶対に行かないでください!見学は、対岸からお願いいたします。
  
約1,500万年前の地層の大露頭「ようばけ」
パレオパラドキシア(模型) チチブサワラ(模型)
■国指定天然記念物「犬木の不整合」
 秩父盆地ができ始めたころを物語るこの露頭は、幅約25m、高さ約20mあり、三山地内を流れる赤平川左岸に面した崖にあります。不整合とは、地底に堆積した地層が、地殻変動により陸上に隆起し、浸食などにより再び海面下に沈降し、その沈降した部分に新しい地層が堆積したことをいいます。これにより、地殻変動の変遷などが分かります。
 犬木の不整合は、おがの化石館より約15分の「小鹿野町三山」地内にあります。