小惑星探査機「はやぶさ」帰還カプセル等の実物が
 小鹿野町にやってきます!
平成23年14日(土)〜17日(火)
  午前9時〜午後7時
(入場は午後6時30分まで)
   
※最終日は午後5時(入場は午後4時30分まで)
■場所:小鹿野文化センター      
■入場無料              
画像提供:JAXA

■はやぶさカプセルの帰還は“諦めない心“を教えてくれた


 2003年5月、日本は小惑星探査機「はやぶさ」を打ち上げました。地球や太陽系が誕生した46億年前の状態が残っていると考えられている「小惑星」には太陽系誕生の記録が残っていると考えられているためです。

 しかし、その旅は順調ではありませんでした。打ち上げ直後に4基のエンジンのうち、1基が動作不安定となり、運転を休止。その後、3基ある姿勢制御装置のうちの2基が故障したものの、2005年11月に小惑星「イトカワ」への着陸に成功。しかし、着陸直後に姿勢制御用の化学エンジンが燃料漏れを起こし、その影響で探査機の姿勢が乱れ、2005年12月「はやぶさ」は一時行方不明になってしまいます。

 2006年1月にようやく通信が復活したものの、姿勢制御用の化学エンジンの燃料が全てなくなった状態だったこと、さらに行方不明の間に探査機の電源が一旦完全に落ちるなど、危うい状態にもなりました。関係者は新しい姿勢制御方法をあみ出し、2007年に何とか地球に向けて出発しましたが、この時点で稼働していた3基のイオンエンジンのうち1基が不調だったため、残りの2基で地球を目指しました。
 しかし、2009年、2基のイオンエンジンの1つが寿命を迎え、異常停止します。最後のイオンエンジンも長旅で寿命を迎えようとしていました。それでも関係者は諦めず、正常部分を組み合わせて1基のエンジンとして動かし、危険を回避するのです。

 2010年6月に地球への帰還を果たしましたが、このときにも、不安がありました。
 「はやぶさ」は当初、2007年に帰還する予定でしたが、燃料漏れなどで3年間、計画が遅れており、極真空、極低温の宇宙にいたため、パラシュートを開くときに使う火薬やカプセルのバッテリーが劣化している可能性があったのです。もしパラシュートが開かなければ、カプセルは地上に激突し、粉々になるところでした。

 これ以外にも数々のトラブルに見舞われながら、はやぶさを見守ったスタッフと、その期待に応えた「はやぶさ」との連携によりカプセルは「奇跡」とも言える帰還を果たしました。アメリカ航空宇宙局(NASA)でさえ手を出さなかった難業に、宇宙探査の歴史では米国に遠く及ばない日本が挑み、見事成功させた「はやぶさ帰還カプセル」の実物を、今回展示します。
小鹿野町では、7年間の宇宙の旅から帰還した「はやぶさ」が、地球に届けてくれたカプセル等の実物を展示することにより、将来を担う子どもたちに「はやぶさ」の地球帰還までの軌跡を学ぶことを通じて、宇宙への夢を育むとともに、何事にも諦めずに最後まで努力する強くたくましい心を養うことを目的に、今回の展示会を行います。
歓迎 同時開催
西秩父工業展・産業展
5月14日(土)〜17日(火)まで
「はやぶさ」帰還カプセル展示記念講演会
14(土) 大ホールにて
午後1時30分〜午後3時
「はやぶさの贈り物」
〜7年60億キロの旅を取材して〜
 毎日新聞環境科学部 永山悦子氏
提供:池下章裕 JAXA
 ■展示物の紹介(宇宙から帰還した実物)
画像提供:JAXA
■インスツルメントモジュール
カプセルの本体部分。イトカワサンプルを入れておくための円筒状のサンプラコンテナ、ビーコンを発信するアンテナ、パラシュート等が納められている器。
■搭載電子機器部
地球からの指令を探査機本体経由で受け取る、また本体から分離した後には、カプセルの様々な動作(例:カプセルの位置を知らせるビーコン電波を発信する)を司るカプセルの心臓部。着地時の衝撃に耐えるよう補強されている。
■パラシュート
強くて軽いポリエステル製の十字形のパラシュート。予定通り上空約5kmで開き、十数分かけて着地した。
■背面ヒートシールド
カプセル本体を保護する熱防護材。大気圏再突入時に、カプセル背面側からの加熱から機体を守るとともに、切り離しの際にはパラシュートを引き出す役目もします。
 ■展示品(模型)
画像提供:JAXA
■前面ヒートシールドの模型
カプセル本体を保護する熱防護材。大気圏再突入時には、秒速12kmもの速度に達し、その温度は3,000度にもなります。この熱からカプセルを守るのがヒートシールドの役目です。
■はやぶさ帰還カプセルカットモデル
カプセルの実物大の模型。カプセルの構造を断面的に分かりやすく示したカット模型。
■はやぶさ探査機のスケールモデル 1/8
はやぶさ探査機は、7年の旅の後、カプセルを最後の贈り物として届けた後、大気圏に突入して燃え尽きました。その探査機の1/8モデルを展示します。
■その他
はやぶさプロジェクトの解説パネル展示
小惑星探査機「はやぶさ」帰還編 DVD上演
はやぶさ関係者による講演会(予定)

■主催 小鹿野町 小鹿野町教育委員会
■共催 西秩父商工会 西秩父商工会工業部会
■後援 埼玉県 埼玉県教育委員会 秩父市 秩父市教育委員会 横瀬町 横瀬町教育委員会
皆野町 皆野町教育委員会 長瀞町 長瀞町教育委員会  
西武鉄道株式会社 秩父鉄道株式会社 西武観光バス株式会社秩父営業所
■協力 宇宙航空研究開発機構(JAXA)

■問い合わせ先
小鹿野町総合政策課
電話 0494-75-1238
画像提供:池下章裕 JAXA 画像提供:池下章裕 JAXA

■注意事項
※期間中は、たいへんな混雑が予想されます。駐車スペースに限りがありますので、
  公共交通機関をご利用ください。
※帰還カプセルのカメラ・ビデオ・携帯電話等での撮影は厳禁です。